アンチラバーは、相手の回転を無効化し、独特の球質を生み出すために使用されるラバーだ。その特性に応じて、いくつかの種類が存在する。以下に、代表的なタイプと特徴を紹介する。

 

柔らかいスポンジを持つアンチラバー

柔らかいスポンジが使用されているアンチラバーは、コントロール性が高く、相手の回転を安定して処理するのに適している。守備的なプレースタイルや、ラリーを安定させたい選手におすすめのタイプだ。

 

硬いスポンジを持つアンチラバー

硬めのスポンジが採用されているアンチラバーは、ブロックや攻撃を織り交ぜたプレーが得意な選手向けだ。回転を抑えつつ、相手の球にプレッシャーをかけることができる。

 

スポンジのないアンチラバー（OX）

スポンジを持たないアンチラバーは、反発力が低いため、コントロールがしやすい。相手の回転を利用したカウンターや、変化球を狙った戦術に効果的だが、攻撃力にはやや制限がある。

 

高摩擦のアンチラバー

高摩擦のアンチラバーは、一般的なアンチラバーに比べてやや回転をかけやすい設計になっている。このタイプは、守備と攻撃のバランスを求める選手に適している。

 

低摩擦のアンチラバー

低摩擦のアンチラバーは、回転をほとんどかけずにナックルボールや回転のないボールを送り出すのに優れている。相手のミスを誘うことを主軸とした戦術に向いている。

 

このように、アンチラバーは種類によって特徴が異なる。自身のプレースタイルや目指す戦術に応じて最適なタイプを選ぶことで、より効果的なプレーが可能となる。