裏面打法（リバースペンホルドバックハンド：RPB）において、ラバーの厚さはプレーの質に大きく影響する。一般的に、1.9mmから2.1mmの厚さが適しているとされる。この範囲の厚さは、攻撃的なショットに必要なスピードとスピンを提供しつつ、コントロール性も維持できるためである。

 

具体的には、2.1mmの厚さは最大のスピードとスピンを生み出すが、扱いには高度な技術が求められる。一方、1.9mmのラバーは、ややスピードとスピンが抑えられるものの、コントロール性が向上し、ミスを減らすことができる。したがって、プレースタイルや技術レベルに応じて、適切な厚さを選択することが重要である。

 

さらに、ラバーの硬度も考慮すべき要素である。裏面打法では、やや柔らかめのラバーがボールの食い込みを良くし、スピン性能を高めるとされる。例えば、硬度が40度程度のラバーは、スピンとコントロールのバランスが良好であり、RPBに適していると考えられる。

 

最終的には、個々のプレーヤーの感覚やプレースタイルに合わせて、最適なラバーの厚さと硬度を選ぶことが求められる。複数のラバーを試し、自分に最も適した組み合わせを見つけることが、裏面打法の向上につながるだろう。

 

このように、裏面打法に適したラバーの厚さは、プレースタイルや技術レベルに応じて選択することが重要なのである。