裏面打法（リバースペンホルドバックハンド：RPB）を効果的に行うためには、適切なラケットの握り方が不可欠である。以下に、RPBに適したグリップのポイントを紹介する。

 

1. 親指と人差し指の配置

ラケットの柄を親指と人差し指で挟み込むように握る。このとき、親指はラケットの表面に軽く添え、人差し指は柄の側面に沿わせる。力を入れすぎず、リラックスした状態を保つことが重要である。

 

2. 中指・薬指・小指の配置

これらの指はラケットの裏面に軽く添える。特に中指と薬指は伸ばしてラケットの背面に当て、小指は自然な位置に置く。指を強く押し付けないよう注意し、柔軟性を確保する。

 

3. 手首の柔軟性

RPBでは手首の動きが重要な役割を果たす。そのため、グリップは手首の自由な動きを妨げない程度に緩め、スムーズなスイングが可能な状態を維持することが求められる。

 

4. ラケットの角度

バックハンド時には、ラケットの裏面が相手に向くように手首を回転させる。この動作により、適切なスピンとコントロールが得られる。練習を通じて、自然な動作として身につけることが望ましい。

 

 

これらのポイントを意識し、日々の練習に取り入れることで、RPBの精度と効果を向上させることができる。正しいグリップは、技術向上の基盤であり、安定したプレーを支える要素である。

 

このように、裏面打法向けのラケットの持ち方を習得することで、プレーの幅を広げ、試合でのパフォーマンス向上につなげることができるのである。