
卓球ラケットのラバーは、ボールの回転やスピードに大きな影響を与える重要な部分だ。ラバーの厚さに関しては、国際卓球連盟(ITTF)のルールで明確に規定されており、公式試合に使用できるものには上限が定められている。
ラバーの厚さは、スポンジ部分と表面のラバーを合わせた最大4.0ミリメートルまでと決められている。この厚さを超えるラバーは、公式試合では使用することができない。スポンジが厚くなるとボールを弾く力が増し、より速いショットを放つことができるが、ルール上はこの4.0ミリの制限を超えない範囲で選ばなければならないわけだ。
ラバーの厚さが4.0ミリを超える場合は、試合で使用できず失格となる可能性がある。試合前にはラケットのチェックが行われ、規定外の用具が見つかった場合、使用を禁止される。特に、選手自身がラバーを貼り替える場合は注意が必要だ。接着剤を過剰に使ったり、貼り方が不適切だったりすると、厚さが4.0ミリを超えてしまうことがある。これを防ぐためにも、専用の計測器や公式認定のラバーを使用すると良いだろう。
また、厚さを選ぶ際には、自分のプレースタイルに合ったラバーを選ぶことが大切だ。例えば、回転を重視する選手はやや薄めのラバーを好むことが多く、スピードを重視する選手は厚めのラバーを選ぶ傾向がある。このように、ルールの範囲内で自分に合った最適な厚さを見つけることがポイントになる。
つまるところ、ラバーの厚さは卓球におけるパフォーマンスを大きく左右する要素だが、4.0ミリという上限を超えないことが絶対条件だ。ルールを守りながら、自分に合ったラバーを選び、試合で最大限の力を発揮したいところだ。
「ラバーの厚さはスポンジ部分と合わせて最大4.0ミリまでが公式ルールで許容されている」ということがわかって頂けましたか?
ちなみに、試合で使用するラバーは、ITTFの承認を受けた製品を選ぶのが安全です。承認リストは定期的に更新されているため、新しい用具を購入する際には公式サイトで確認しておくと安心ですよ!