【卓球サーブ講座】打つ方向・場所は何を基準に決めればいいの?
卓球戦術ノート「打つ方向・場所は何を基準に決めればいいの?」というお題に対する回答ページになります。サーブ時の打球方向やコースの選択基準、相手の弱点の見極め方、そして効果的なサーブ戦術などに焦点を置き簡潔にまとめましたので、サーブの精度を向上させたいという人の参考になれば幸いです。

【卓球サーブ講座】打つ方向・場所は何を基準に決めればいいの?

卓球において、サーブの打球方向やコース選択は、試合の主導権を握るための重要な要素である。では、どのような基準でサーブの方向や場所を決定すれば良いのだろうか。

 

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相手の弱点を見極める

フォアとバックの得意・不得意

相手のプレースタイルを観察し、フォアハンドとバックハンドのどちらが得意かを判断する。例えば、バックハンドが弱い相手には、バック側へのサーブを多用することでミスを誘発できる。

 

ミドル攻め

相手の体の中心(ミドル)を狙うサーブは、打球しづらく効果的である。特に、相手が体勢を崩しやすい場面でミドルを狙うと、次の攻撃につなげやすくなる。

 

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自分の得意なサーブを活かす

回転の種類とコースの組み合わせ

自分が得意とする回転(上回転、下回転、横回転など)とコースを組み合わせることで、相手にとって予測しにくいサーブを繰り出すことができる。例えば、横回転サーブを相手のバック側に送ると、レシーブが難しくなる場合が多い。

 

サーブの長短を使い分ける

短いサーブで相手を前に引き出し、次に長いサーブで裏をかくなど、サーブの長短を使い分けることで、相手のリズムを崩すことが可能だ。

 

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試合状況に応じた戦術

得点状況の考慮

接戦の場面では、リスクの少ない安定したサーブを選択し、大差がついている場合は、新たなサーブや戦術を試す機会とするなど、得点状況に応じてサーブの選択を工夫することが重要だ。

 

相手の対応の変化を観察する

試合中、相手がどのサーブに対してどのように対応しているかを観察し、効果的なサーブを継続したり、逆に対応され始めたサーブは別の種類に変えるなど、柔軟な戦術変更が求められる。

 

このように、サーブの打球方向や場所は、相手の弱点、自分の得意技、そして試合状況を総合的に考慮して決定することが重要である。日々の練習でこれらのポイントを意識し、実戦で効果的なサーブを繰り出せるよう努めてほしい。

 

「サーブの打球方向や場所の決定基準」について理解していただけましたか?
ちなみに、練習時にさまざまなサーブのコースや回転を試し、相手の反応を観察することで、試合でのサーブ戦術の幅を広げることができます。ぜひ取り組んでみてください。